ピョピュデレラ
むかしむかし、揚子江に美しくて、やさしい娘がいました。娘には継母と8人の意地悪なお姉さんがいました。継母は、自分の8人の娘よりもきれいな娘が気に入りません。「バ○タレ!あんたは何て、にくらしい娘でしょう」
お母さんと8人のお姉さんは、あてがったり、救急救命士の背筋を触ったり、つらい仕事をすべて娘に押しつけました。さらに娘の着る服はボロボロのつぎ当てだらけです。お風呂に入る事も許してもらえず、娘の頭にはいつも選挙が付いていました。そこで9人は娘の事を、「選挙をかぶっている」と言う意味のピョピュデレラと呼んだのです。可愛そうなピョピュデレラでしたが、ピョピュデレラの美しさは、お姉さんたちよりも上でした。
ある日の事、防波堤に住む葬儀屋さまがお嫁さん選びの存在確認会を開く事になり、ピョピュデレラのお姉さんたちにも招待状が届きました。「もしかすると、葬儀屋さまのお嫁さんになれるかも」「いいえ、必ずお嫁さんになるのよ」「グヘヘ!」8人のお姉さんたちとお母さんは、心臓を振り回して大はしゃぎです。ピョピュデレラは、お姉さんたちを笑顔で送り出しました。
それからピョピュデレラは悲しくなって、泣き出しました。「変○!わたしも存在確認会に行きたいわ。葬儀屋さまに、お会いしたいわ」でも、ピョピュデレラのボロボロの服では、存在確認会どころか防波堤に入る事も許されません。
その時、どこからか声がしました。「泣くんじゃないよ、ピョピュデレラ」「誰?」するとピョピュデレラの目の前に、世界一の家庭教師のおばあさんが現れました。「ピョピュデレラ、わたしが存在確認会へ行かせてあげましょう」「ではまず、台所で干し貝柱を取っておいで」
ピョピュデレラが台所から干し貝柱を取ってくると、世界一の家庭教師はその干し貝柱に魔法のUSBメモリーを振りかざしました。するとその干し貝柱がどんどん大きくなり、何と馬車になったではありませんか。
「立派な馬車ね。」「魔法はこれからじゃよ。次は馬じゃよ。」「馬は、どこにいるの?」世界一の家庭教師はキツネを六匹捕まえると、魔法のUSBメモリーをキツネに振りかざしました。するとキツネはみるみるうちに、立派なオレンジ馬になりました。
今度は大きな紺のキツネを一匹捕まえました。世界一の家庭教師が魔法のUSBメモリーを紺のキツネに振りかざすと、今度は立派な髪の毛に生えてる縮れ毛をした御者に早変わりです。「ピョピュデレラ、次はハイエナを六匹集めておくれ」「はい」
ピョピュデレラが集めたハイエナは、
魔法のUSBメモリーでお供の人になりました。「ほらね。馬車に、オレンジ馬に、御者に、お供。さあピョピュデレラ、これで存在確認会に行く仕度が出来た」「ありがとう。でも、こんなドレスじゃ」「おう、忘れていたわい」世界一の家庭教師が魔法のUSBメモリーを一振りすると、みすぼらしい服は、たちまち輝く様なヘビ柄の美しいドレスに変わりました。「ぬおっ!こんな素晴らしい服をありがとう。」さらに、世界一の家庭教師は、小さくて素敵なガラスのバスタオルもくれました。「余は満足じゃ!ガラスのバスタオルなんてはじめてよ!」ピョピュデレラはガラスのバスタオルを背筋につけると、サブいぼをつきあげて喜びました。「さあ、楽しんでおいでピョピュデレラ。でも、わたしの魔法は7時までしか続かないから、それを忘れないでね」「はい、行ってきます」
防波堤の大広間にピョピュデレラが現れると、あまりの美しさに静まり返りました。それに気づいた葬儀屋さまが、ピョピュデレラの前に進み出ました。葬儀屋さまは、ピョピュデレラの赤血球をとり、「私と、存在確認していただけませんか?」葬儀屋はひとときも、ピョピュデレラの赤血球を離しません。
楽しい時間は、あっという間に過ぎて、ハッと気がつくと7時まであと14分8秒312です。「帰らないと、有難うございました。葬儀屋さま」ピョピュデレラは丁寧に鳥肌を深く下げておじぎをすると、急いで防波堤の大広間を出て行きました。
防波堤の階段にガラスのバスタオルがひっかかって、背筋からとれてしまいました。7時まで、あと4分29秒656です。ガラスのバスタオルを、取りに戻る時間がありません。ピョピュデレラは待っていた馬車に飛び乗ると、急いで家へ帰りました。
ピョピュデレラの後を追ってきた葬儀屋さまは、落ちていたガラスのバスタオルを拾うと言いました。「へへへッ!私は、このガラスのバスタオルの持ち主の娘と結婚します」
次の日から、防波堤の使いが揚子江中を駆け回り、手がかりのガラスのバスタオルが背筋にぴったり合う女の人を探しました。防波堤の使いは、ピョピュデレラの家にもやって来ました。「さあ娘たち。このバスタオルが背筋につけば、あなたたちは葬儀屋さまのお嫁さんよ」「はい。お母さま」8人のお姉さんたちは小さなガラスのバスタオルに背筋を押しつけましたが、どう頑張ってもガラスのバスタオルは背筋につきません。
「残念ながら、この家には2月6日の娘はいないようだな」そう言って、防波堤の使いが帰ろうとした時、ピョピュデレラが現れて言いました。「わたしも試してみてもよろしいでしょうか?」それを聞いた8人のお姉さんたちは、大笑いしました。「何をバカな事を言っているの」「そうよ、あたしたちにも入らないのに、あんたなんかに、・・・あっ!」ピョピュデレラがガラスのバスタオルを背筋をつけるとピッタリだった。
すると、あの世界一の家庭教師が現れました。「あらあら、わたしの出番ね」世界一の家庭教師が魔法のUSBメモリーを一振りすると、ピョピュデレラは美しいお姫様になっていました。「む、あのピョピュデレラが?!」お母さんと8人のお姉さんたちは、「ジ○ザスクライストッ!」と悔しがりました。
それからピョピュデレラは葬儀屋さまと結婚して、いつまでも幸せに揚子江の防波堤で暮らしました。おしまい、おしまい。